ここ数年、
テッポウユリが庭に自生しています。
冬、立ち枯れたユリに風情あり。
毎年、集めているユリの種の殻。
沢山あるので処分しようかなぁと思っていたのですが···
ジャケットを着せたら面白くなりました。
それを見ていて思い出したのが
ジュゼッペ·アルチンボルド。
ルドルフ2世の宮廷画家であった、アルチンボルド。
ルドルフ2世のクンストカマーに相応しい画家。
マクシミリアン2世に献上された『四季』と題される一連の作品は、
一度目にしたら忘れない、魔術的ともいえる魅力があります。
若い頃は、草花で構成された『春』が好きでしたが、最近は『冬』。
頭部の蔦の葉が絡まる古木、
春になれば細い枝からは葉が出てくるのでしょう。
古木に内在する生命力や知恵など、
秘めたエネルギーを感じさせます。
アルチンボルド、
父が昔、「面白い絵だろう?」といって、
画集を開いて見せてくれたのが最初。
それ以来、心を捉えて離さない画家の一人です。
アルチンボルド風の作品も、
いつか作ってみよう···
水銀ノ猫 岩田圭音
版画ノヨウナ装身具
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