銅に久しぶりに描画しました。
真鍮や洋白に描画する時とは、
感触が違います。
銅は柔らかいです。
銅板をグランドでコーティングして、
ニードルで絵を描いていきます。
描画が終わったら塩化第二鉄で腐蝕。
真鍮などの装身具用に絵を描く時も、
基本的には銅版画と同じです。
しかし、銅版の時は、
40~50分くらいの腐蝕で十分でしたが、
装身具の時はコーティングを養生しつつ、
相当気長に長時間腐蝕しないといけません。
ものによっては、
腐蝕に10時間以上かかることも。
気の長い作業ですが、
ここで失敗したら、すべて終わり。
終わったことも何度もあります(笑)。
今日も塩化第二鉄のご機嫌を伺いつつ···
水銀ノ猫 岩田圭音
版画ノヨウナ装身具
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