小説は何が好きかと問われれば、
まずは推理小説。
好きな作品は、
マシュー·パールの『ダンテクラブ』。
無類に面白い小説なのです。
作者はダンテの研究者。
内容はさておき、
初めて読んだ時は文庫でしたが、
愛蔵書として敢えて単行本を購入したところ、
その本の装丁のデザインの一部に、
ウィリアム·モリスのデザインが使われていたのです。
愛蔵書に、敬愛するモリスのデザイン、
最高です。
アーツアンドクラフツ運動を主導した
ウィリアム·モリス。
美しい壁紙のデザインは、有名ですね。
特に私が心酔しているのは、
ケルムスコットプレスから出版された本。
モリス曰く、「理想の書物」。
チョーサーの著作は、
挿し絵がバーン·ジョーンズ、
活字や装飾がモリスのデザイン。
美しく素晴らしいのです。
チョーサー、何という幸せ者!
···········
ウィリアム·モリス、
敬愛してやまない人物です。
クラフトフェアや展示会場で
時々「モリスお好きですか?」ときかれますが、
「はい、大好きです!」
水銀ノ猫 岩田圭音
版画ノヨウナ装身具
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